読んで、おっ!ほぅ?へぇ~

書籍・雑誌やネット等を読んで、「おっ!」とか「ほぅ?」とか「へぇ~」とか思った内容をメモることを目的に始めたブログです。

書籍「私たち損害保険代理店の事業継続計画」

「私たち損害保険代理店事業継続計画」
株式会社 新日本保険新聞社

2014年(平成26年) 3月10日 初版発行

野元 敏昭,野崎 洋之,岩瀬 健太 著

野元 敏昭
一般社団法人日本損害保険代理業協会専務理事
1978年4月 東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)入社。代理店部、経営企画部、営業開発部部長、高松支店長等を経て、2009年6月 現職に就任。
現在は損害保険代理店を取り巻く環境整備及び損害保険代理店の社会的認知度向上のための活動に取り組んでいる。

野崎 洋之
株式会社野村総合研究所金融ITイノベーション研究部上級研究員
1999年4月 大東京火災海上保険入社。その後、東京大学大学院、ムーディーズジャパンを経て、2008年7月 野村総合研究所(コンサルティング事業本部)入社。
現在は金融ITイノベーション事業本部にて、リスクマネジメント及びリスクファイナンスに関する調査・研究・コンサルティング業務に従事している。

岩瀬 健太
株式会社野村総合研究所社会システムコンサルティング部副主任コンサルタント
2008年4月 野村総合研究所(コンサルティング事業本部)入社。
入社以来、コンサルティング事業本部にて、保険制度・商品設計に関する調査・研究・コンサルティング業務に従事している。

 

まず、読み始めて思ったのが、1ページあたりの文字数が少ないということです。言い換えれば、文字が大きくて読みやすいということです。
内容に関しては真ん中あたりの「3.事業継続計画」から読めば十分なような気がします。尤も私は保険代理店で働いているわけではないので、ピンときませんが。
保険会社の場合、事業に影響があるような重大な緊急事態になった場合には保険募集を一時ストップしてでも保有契約の保全や保険金支払業務を優先して業務を継続させることとしているはずです。その上で事態が沈静化したら、元の状態にしていくことになります。特に本書に書かれていないようですが、保険代理店の事業継続計画についても保険会社の事業継続計画とリンクしておいた方が望ましいのではないかと思います。

 

【目次(抜粋)】

1.東日本大震災と損害保険
 1.1 東北地方太平洋沖地震の発生、その被害
 1.2 損害保険業界の対応
 1.3 損害保険代理店の活躍と苦悩
2.今後、私たちを待ち受ける危機
 2.1 地震災害
 2.2 大規模水害
 2.3 新型インフルエンザ(パンデミック
 2.4 その他
3.事業継続計画
 3.1 事業継続計画とは
 3.2 国内外の動向
4.損害保険代理店事業継続計画
 4.1 事業継続計画の策定にあたって
 4.2 事業継続計画策定の方針
 4.3 事業継続計画策定の推進体制
 4.4 想定リスクの選定
 4.5 災害シナリオの設定・被災シナリオの評価
 4.6 業務の洗い出しと重要業務の選定
 4.7 復旧目標の検討
 4.8 有事の際にのみ発生する業務
 4.9 重要な要素の抽出
 4.10 事前の対策、事後の対応
 4.11 文書化と関係者間での共有
5.おわりに
 5.1 損害保険代理店に期待される機能
 5.2 地域のリスクマネージャーとして
 5.3 災害時にこそ活躍を
附録〔大規模震災時の行動指針〕